たたみハウス-ストローベイルの先に畳の家

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犬小屋づくり二日目「蓑むしハウス」と命名

犬小屋づくり二日目。

何年ぶりかの木工作にも関わらず存外順調だった一日目だったので、今日もきっと快調だろうと気分よく現場へ。

まずはホームセンターに出かけて屋根の材料となる木材を購入。たたみハウスのあまった材料でほとんどが出来るので、今回購入した唯一の木材となりました。

おそらく、「杉 荒板 ドウブチ」と呼ばれるもので、サイズは1820×42×13mm、1本98円程度の安い木材です。

18本ほど束になって売っていたので、運びやすいということもありそのまま購入。


あとは、これを300mmの長さにひたすら切ります。今回の犬小屋の屋根は、300×42mmの板状のものを90枚以上重ねた、"みの虫"風の屋根にするつもりです。

名づけて"蓑むしハウス"!

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梅雨が明けて夏らしい日差しの中、日向に出ればかなり暑いのですが、幸い午前中から吹いている風があり、日陰はかなり涼しく感じます。


たたみハウスは南西方向に大きな庇があるため、日陰も大きく出来ます。


今は電気工事に入った段階で屋根裏には断熱材が見ている状態。ですから、たたみハウスで迎える夏がどのような夏になるかはまだ検証できる段階ではありませんが、もしかしたら、けっこう涼しいかもしれません。


それ以上に、この家の立地、川沿いの高台という地形からなのか、川を渡る風が涼しい。そして、朝夕に限らず日中も吹いています。この川風、家のポテンシャル以上に涼しささをもたらすかも・・・という淡い期待が生まれます。


考えてみれば、現場でこんなに長時間滞在するのも初めてのことです。住んでみないと分からないことも沢山あるんだろうなと思います。家づくりは行き当たりばったりですね。


涼しいとはいえ、杉荒板18本の切断作業は想像したとおり結構なボリュームで、切り終える頃には結構な汗でした。


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さて、ようやく切り終えた屋根材にサンドペーパーを掛けます。90本以上もあるのでササクレがなくなる程度で勘弁してもらう。ごめんよ、トラ

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次は、食品衛生法適合で食器にも使えるという塗料を塗ります。

さすがに食べても良いというわけではないでしょうが、せめてもの選択です。(参考:アトムハウスペイント「アトム自然カラー」)

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夏の日差しを受けて急速に乾く屋根板の脇で、壁板の打ち付けです。壁板が出来ると、随分家らしくなってきます。

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いよいよ屋根を乗せる棟木、軒桁、母屋の組み立てです。今回、屋根と垂木が共用なので垂木はなしです。・・・と、家の構造名称図を見ながら書いてみました。


強度が心配で母屋を支えるために計画にはなかった部品を加えたのですが、それを小屋束というらしいということも分かり、なるほど、勉強になります。


家を建てている方は、ぜひ犬小屋を建ててみると良いかも知れません。


そんなこんなで犬小屋制作二日目終了。


思ったよりも屋根に手間取り、予定していた完成は三日目に成りました。つづく

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